6月17日(木)17:20〜絵画道場vol.29「比嘉寛の作品をめぐって」が展示会場にて開催されました。


今回の道場は作品が作家の意図により床面も利用し展示されているため、いつもと違い作家を囲むというより展示を眺める位置に椅子を並べて行われました。

比嘉さんは、キャンバスに描こうとすると絵を作り上げようとする作業にとらわれてしまって、自分の思いを封じてしまうような、表現の不自由さを感じると言います。
もっと自由に「広がり」を求めた結果、時代に関係なく作家の引用を試みたり、とりあえず気になったらやっちゃおう!面白いから描いておこう!という制作スタンスが出来ていったそうです。

作る過程が好きだと比嘉さんは言います。
展示作業自体を、空間を作り上げるパフォーマンスとして見せてもよかったのではないか、など参加者から作家への提案や質問が飛ぶ中和やかなディスカッションとなりました。





(展示作品より)


有響館の帰り道、夏至が近いこの日は空がまだ明るく、日が長くなってきているのを感じました。


比嘉寛さんの展示は、2010年6月22日(火)までです。

10/06/22