2008年10月28日、2回生を中心に、
ターナー色彩株式会社の工場見学に行きました。
ターナーといえば、ポスターカラーやアクリルガッシュで有名な会社です。
油画分野では、絵具の製造段階から学ぼうということで絵具工場の見学をおこなっています。
油絵具とアクリル絵具で若干の違いはあるものの、基本的な絵具の構造である「顔料 + メディウム」というところをおさえれば、油彩もアクリルも、あるいはテンペラも、理解が深まります。
以下は工場見学の様子を紹介します。
水彩絵具のメディウムであるアラビアガムの説明です。水彩絵具は普段使っていても、アラビアガムそのものを見ることはあまりありません。
絵具中の顔料を均一にするためにローラーにかけています。
充填前の絵具のチューブです。
所狭しと大量の絵具が並んでいます。
市販されている絵具と、製造された絵具の色味をチェックします。
このチェックに合格して、初めて店頭に並びます。
工場見学のあとは、自ら絵具の製造体験をしました。
顔料とアラビアガム、顔料とアクリルエマルションを混ぜて、水彩絵具とアクリル絵具を作ります。
顔料とメディウムの配分を変えて、透明感の違いなども試します。
画面では分かりにくいですが、顔料とメディウムの配分を変えるだけで透明感や光沢だけでなく、色味も変わります。
製造体験はこれにて完。
普段使っている絵具の製造段階を見ることが出来、貴重な体験ができた一日となりました。
08/10/29