2008年4月19日(土)に、「若冲画研究 ― その色彩の謎に迫る」と題した、
ジョー・プライス客員教授 特別公開講座が行われました。

ジョー・プライス客員教授は江戸絵画のコレクターとして世界的に有名な方で、特に伊藤若冲画の研究を我が国に先駆けて行い、再評価の大きな動きを築き上げた研究者としても知られています。この度の特別公開講座では、プライス客員教授がどのように若冲作品を見、解析を進めているのか、また、今まで知られていなかった若冲画の色彩の謎についての新しい発見について解説されました。

また、講座前には本学大学院生らと昼食をともにし、それぞれの作品を見てまわられました。
日本画、油画という枠を超えて、「絵画表現」という共通認識のもと議論が交わされました。


大学院2回生(油画)伊藤仁さんの作品を囲んで。(制作室前の廊下にて。)

大学院2回生(油画)五影華子さんの作品を見られるプライス夫妻。(開催中の絵画道場「絵画への意志」vol.10会場にて)

○ジョー・プライスプロフィール
オクラホマ大学卒。若冲を中心とする江戸絵画コレクター。1966年悦子夫人と結婚。日本美術の素晴らしさを紹介する国際的活躍を評価され、2006年度国際交流基金賞を夫人と共に受賞。日本、アメリカで開催されたプライスコレクション展は空前の人気と高い評価を得た。2007年4月より京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科客員教授に就任。江戸絵画研究を講義。


08/04/19