以前もご紹介させていただいた大竹英志先生からのレポートです。
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春休みに撮影して来たパリの美術リセ<高等学校>の作品等の写真とパリのギャラリーの写真を添付してお送りいたします。
この作品展示は来年度(9月から)の入学生に宣伝する事を目的としたものです。
(京都嵯峨芸術大学にもある、いわゆるオープンキャンパスですね。)
このリセに通っている生徒の母親から商用美術の学校だと聞いています。でも、作品はデザインだけではないようです。
その生徒本人から、普通のリセの第2外国語と理科の代わりに美術の授業があると聞きました。
生徒の父親からパリ市内の美術を教えるリセは4校あると聞きました。普通のリセには芸術の授業はありません。
彼はパリのリセの物理の先生です。(日本通の方で日本語OK!宇野先生のお知り合いでもあります。)
このご夫婦のお子さんは娘さん二人で、長女は普通のリセを卒業後1年間予備学校に通い、それから美術学校(日本の美大)に入学しました。
美術リセを卒業すると予備学校に入る必要が無く、直接美術学校やデザイン学校に入学できるそうです。
長女の経験から次女は美術リセに進学しました。
フランスには留年があります。
小学校1年生で8パーセント。徐々に増え、リセでは20パーセントになります。
そのせいか、リセの生徒たちは学ぶことの厳しさを知っているように見えました。
リセは日本の高校と同じく16歳から18歳までですが、留年の関係で20歳を超えている生徒もいると思います。
大竹英志
*( )内は油画研究室による註です。
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10/06/15