2011年6月2日(木)16:30〜絵画道場vol.34「木曽 遥の作品をめぐって」が展示会場にて開催されました。



会場では、それぞれの作品についての解説とディスカッションのテーマが記されたレジュメが配布されました。

木曽さんは、子どもと海をモチーフに、暖かさや優しさ、ゆっくりとした時間の流れなどの雰囲気をテーマとして制作されているそうです。
また、テーマを決めて描くうち、タッチや下地、色相の幅の変化を意識するようになったそうです。

ディスカッションのテーマとして、
○優しい色彩を使うことによって、どうしても絵の強さがたりない、弱くなってしまう。→これの正体は何か。
○描き方(タッチ)が変化。このタッチというのは、現実にはない絵画における抽象的な要素だと思う。
  今の作品は、写実だが抽象の要素もある。あやふやな立ち位置。→この描き方についてどう考えたらよいか。
という内容が、参加者への質問として投げかけられました。




・木曽さんのいう「やさしい」とは何か。「絵の強さ」とは何か。
・既視感から生まれる「絵の弱さ」もあるのではないか。
・一度スタイルを壊してみるのはどうか。
・しつらえるほどに遠ざかるリアルがある。
・テーマの中でも、もっと視点を自分に引き寄せたものを推敲していっても良いのではないか。



。。。など作者への質問や提案がされ、展示作品をじっくり鑑賞しながらのディスカッションとなりました。









11/06/02