油画分野主催 特別公開講座 −絵画鑑賞の視点−
「ベルギー王立美術館の名品と秘密のメッセージ」 を開催いたします。
絵画作品はその画面からいろいろなメッセージを読み取ることが出来ます。
描かれた情景や人物像、色彩や構成を味わうことに加えて、作者が作品に込めた想い、その時代の生活や文化・思想など、また、その前後の美術動向とのつながりなど、様々な視点で鑑賞する楽しみと、それらを知る喜びがあります。
今回の講座では、日々巨匠たちの名作に触れておられる森耕治氏に、ベルギー王立美術館所蔵の名品を紹介していただくとともに、名画に隠された「巨匠の秘密のメッセージ」を解説していただきます。
油画分野の学生以外にも、他分野の学生や卒業生、一般の方も受講できます。
是非ご参加ください。
日時:4月15日(火)16:00〜
会場:京都嵯峨芸術大学D棟3F AVホール
対象:本学在学生、及び一般(無料・予約不要)
講師:森 耕治(もり こうじ)
(美術史家/ベルギー王立美術館専属公認解説者、ポール・デルボー美術館公認解説者)
主催:京都嵯峨芸術大学 芸術学部 油画研究室
後援:ベルギー大使館
森 耕治/1958年生まれ、ベルギー王立美術館専属公認解説者、ポール・デルボー美術館公認解説者。
京都出身、京都府立嵯峨野高校卒業。ソルボンヌ大学、国立ルーブル美術館付属大学Ecole du Louvre、パリ骨董学院等に学び、2009年よりベルギー王立美術館に日本人として初の専属解説者として、2010年には、ポール・デルボー美術館からも作品解説者として任命される。マグリット、デルボー、ルーベンス、ブリューゲル、アンソール、クノップフ等の研究で広く国際的に知られる。
ベルギー王立美術館
1801年の設立以来200年以上の歴史を持ち、15世紀から20世紀までの作品、約20.000点を所蔵する。
中世では、ブリューゲル、ファン・デル・ウェイデ ン、バウツ、メムリンク、ボス、マサイスなど、バロックではルーベンス、ヨルダーンス、ヴァン・ダイクなど、近代美術はアンソール、デルヴォー、マグリット、ワウテルスらのベルギー美術とフランスの新印象派などが中心に展示されている。