夏休み、皆さんはいかが過ごされていますか?今回、うれしいお知らせが届きました。
8月9日(木)、「第9回京都学生人間力大賞」最終選考会プレゼンテーションが京都駅前広場特設ステージで開催され、油画分野3回生の松谷めぐみさんがノミネートされた106名の学生の中から、みごと「準グランプリ」と「震災復興部門賞」を受賞しました。
京都人間力大賞は、地域交流、国際関係や環境問題などで活動を行っている学生の中から、人間力あふれる学生に授賞されるものです。松谷さんは昨年起こった東北大震災の宮城県船越地区に於いて、ボランティアグループTEAM SAKEの一員として積極的にボランティア活動をし、特に地元の方々と話し合いながら「復興未来像を描く」プラン・ドローイングを制作したこと、
また被災地から立ち上がった船越レディースを応援するため、本学で開催された「ストラップ制作ワークショップ」を企画するなど、その実行力と被災された方々への元気の源となる絵を描いたことが評価されました。
4分間のプレゼンテーションでは大観衆の中、臆することなく「私の絵で皆に笑顔が増えるのなら何枚だって描く」「大事なのは忘れないこと、皆さんもこの日を忘れない側の人であれば、きっと現地に寄り添っているのです」と持ち前の明るさとはっきりした言葉で伝えました。
受賞時の松谷さんは「え、私?」と戸惑いながらも受賞の感想を訊かれ、「この感覚を忘れずに、今夜12時間の(夜行バスでの道中による)お尻の痛みに耐えて、おっかあ、おっとうに会いに行って来ます」とスピーチし、審査委員や会場の笑いを誘いました。そして終了後休む間もなく、慌ただしく東北へ向かいました。
松谷さんはこの授賞をきっかけに「絵を描きながら」、さらにパワーアップした被災地支援をしていくことでしょう。
油画分野では他の活動として現在継続中の「エコバッグドローイングプロジェクト」、「仮設住宅表札プロジェクト」があり、こちらも被災地の方々に大変喜ばれています。これからも私たちは「自分たちで何ができるか」考え行動をして、東北の人々を応援していきましょう。
「ストラップ制作ワークショップ」の様子は、本学HPの嵯峨日記にて当日の様子が紹介されています。
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http://www.kyoto-saga.ac.jp/examinee/saganikki/report.php?report_no=279
12/08/15