研究室スタッフ紹介

宇野和幸
宇野 和幸  uno kazuyuki
  • 「気配としての実在」を具現化すること、「ズレが産み出す実感」の違和感を炙り出すこと

作品写真モノクロバージョン


「LANDSCAPE OF MIMESIS (from 911)」 
和紙・アクリル板にミクストメディア 120x210cm 2003年



「LANDSCAPE OF MIMESIS」 和紙・アクリル板にミクストメディア 210x150cm 2004年
08/06/26

芳野ゼミの取材(4)

おまけ・・・というか、ちょっと毛色の違う素材での作品を紹介します。
「ちょっとお試し」感覚の初銅版画の中の1点です。


「LANDSCAPE」 銅版画 14x30cm 1986年


「風景スケッチ」 水彩紙にペン・水彩 19x28cm  1989年


08/06/26

芳野ゼミの取材(3)

学生から「転機となった作品はありますか?」と、質問されたのですが、「・・・・・」自分でもよくわかりません。
制作するにあたっての中心的な素材や手法の変化は、ところどころであったことはあったのですが、「転機」というにはそれぞれ気恥ずかしいような気がしてしまいます。なるべく筆を洗わなくてもすむようにとか、持ち運びやすいようにとか、きっかけはろくでもないことばかりのような気がします。たまたま、とか、なりゆきで、とか。



「LANDSCAPE OF MIMESIS」 
和紙・アクリル板にミクストメディア 200x300cm+α 1993年

この作品は「00コラボレーション:詩と美術」という展覧会に参加したときのものです。現代詩の広瀬大志さんとのコラボです。
それまでの作風と大きく変わったわけではありません(と、自分では思います)が、「絵画の内臓として詩を呑みこむ」「呑みこんだものが画面から新たな質を伴って匂いたつ」ような感覚に気持ちが昂るのを抑えることができませんでした。その一方で、コラボ相手の広瀬さんがこの作品を認めてくれるだろうか・・・というような怖さも強烈に感じていました。ですから、作品が完成して会場に展示したときに「すごい!」と言ってくれた広瀬さんの言葉は、何よりもうれしかった。
批評家に何を言われようが別に怖くもなんとも無いのですが、作品を曝け出しあいながら踏み込んでいく制作は、お互いに異次元の刺激を与え合うものなのでしょうか。気を抜けない重圧と畏れに耐えながらの制作だったので、今でも強く印象に残っている作品です。
ある意味「転機となった作品」なのかもしれません。



「LANDSCAPE OF MIMESIS (yamainugiri)」 
和紙・アクリル板にミクストメディア 200x300cm 1997年

その後に、グループ展ではなく個展の形式でコラボレーションを行っています。そしてさらに映像作家の関根博之さんを加えて、「詩と映像と美術のコラボレーションシリーズ」として展開していくことになります。



08/06/26

芳野ゼミの取材(2)

これも学生時代の作品。
卒展に出品・提出した方の卒業制作作品です。
卒業制作として2点を同時進行していましたが、最終的にこちらの作品に絞って提出しました。

卒業制作展では、F10号の自画像もあわせて展示されます。



「偽装された感傷」 キャンバスに油彩 182x227cm 1985年
08/06/26

芳野ゼミの取材(1)

いま大学では、1回生の教養ゼミが行われています。
イタリア美術史がご専門の芳野先生のゼミでは、数名の学生グループごとにテーマを決めて、調査・発表・ディスカッションを行うという授業が進行中です。
あるグループでは、「アーティストとしての宇野先生を調査する!」というテーマを掲げたようで、学生たちが連日のようにインタビューや作品資料の閲覧にやってきます。

学生たちが興味を持った作品の一部をここでも公開してみようと思います。

まずは、学生時代(大学1年生)の授業で制作した作品。



「アトリエの人体」 ボール紙にテンペラ 82x73cm 1981年


「アトリエの人体」 ボール紙にテンペラ 73x82cm 1981年

08/06/26


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