油画研究室のカリキュラム・制作課題は4つのポイントを踏まえて体系的に構成されています。
最初の重要な表現行為であるデッサン。
そこには、造形表現へと向かう動機・構成と構造・素材からの展開・・・・創造するイメージの骨格に深く関わるいろいろな楽しさがたくさん埋もれています!楽しむことは学ぶことです!
見つめること、五感のすべてで感じること、そして描くことによって対象への認識を深めていく・・・・表現を支える造形要素について考えながら自己と対象とのかかわりを探る。描くことによってのみ立ち現れる絵画のリアリティーを実感しよう!実感は最大の力です!
絵画表現の変遷を眺め、それらの絵画を成立させる材料技法にも目を向けてみる・・・・油絵具以外の素材や媒体が絵画表現に課した役割を検証してみる。イメージをめぐる多様な表現手法、素材、技法。その探求と選択。イメージにとっての必然、それが表現です!
様々な実習を経て身に付けた思考・技術を駆使して感性を鍛え上げ独自のものへと高めていく・・・・既成の価値観にとらわれない、表現の展開と深化、絶え間無く問いかけ続けること。
磨かれた感性と思考力が結実させた表現力を武器に、広がる世界へ踏み出していこう!
旧・京都嵯峨芸術大学 油画分野(オフィシャルサイト)