大学卒業後は不定期にアルバイトをしていますが、主に心療内科に通い静養しつつ、作品を制作しています。
言葉では表現し難い「感情の形、動き」という抽象的なイメージをコンセプトにインスタレーションを制作しています。
精神の調子が良い時は、デジカメとポートフォリオを持参してギャラリー巡りに出掛けることが多いです。
そこから自分と異なるジャンルの作家さん達と出会い、交流をすることで相互に良い刺激を受けています。
あと大学に入学した時から現在も茶道(表千家)も稽古中です。
茶道は‘Japanese traditional installation’だと考えており、いつか自己の制作にリンクする可能性を感じています。
学生とは、勉学に努める環境を与えられている素晴らしい身分です。
しかし大学生活4年間という時間は長いようで短いです。
「学生の時だからこそ出来ること」があれば、とことん没頭しましょう。
それがまだ不明瞭な人は、焦らず、始めに少しでも興味のあることから始めましょう。
(私の場合「自分の制作におけるコンセプトとは何か」非常に悩んだ時期が続きましたが、
とりあえず自分の好きなデジカメを玩具のように扱うことで次第にポートフォリオが仕上がりました。)
大学生活は、あくまで人生の通過点に過ぎないので、その4年間で完璧な答えを見出す必要はありません。
卒業後の生活の方向性を感じ取る程度に構えるぐらいが良いかもしれません。
何事も、まず始めなければ何も得られません。
失敗を恐れずに、身近なことから始めてみませんか。
受験勉強のための鉛筆デッサンなど苦しい課題と向き合っていることと思われます。 勿論その課題は今後の基礎となっていきますが、いつでも「制作する喜び」を忘れないで下さい。
生形 悌
略歴